取締役と年商の本質

会社設立をしたら、取締役を決める必要があります。要するに、代表者を決める、と言うことです。言うまでもありませんが、会社設立と言うのは、それなりに面倒なことが多いです。ですから、様々な法律関係者に仕事を依頼することになります。例えば、行政書士などに法務局への提出書類を作ってもらうことになります。法人設立のプロに依頼すれば、設立自体はさほど難しいことはありません。

会社運用のほうが遥かに難しいことは確かです。そのことをよくよく理解して出来るだけしっかりと運用することに重点をおくことです。中には会社設立を目標にしてしまっていて、問題となる運用のほうにいくまでに精根尽き果てる人がいるのです。それでは意味がないのです。しっかりとそれぞれの役割を決めてキチンと仕事をすることです。一人で立ち上げるときには、特に取り締まりなどと言う役職は必要ないです。その人が責任者なのですから、代表者、社長とでも名乗っておくとよいです。
それとたまに勘違いしている人がいるのですが、年商というのはいくら高くてもそれほど凄いことではないのです。会社設立をして、高いものを高いまま売ることにしても売上高は高くなります。例えば、十億円の取引をして、十億一円で売り上げたとしてもそれは年商十億円と言うことになります。言うまでもなく、人件費や設備に掛かる費用、その他諸々の諸経費を抜いたら確実に赤字です。ですから、会社設立自体は大して難しくないと言うことを理解して、そして売上高を高くすることもそれほど難しくない、と言うことを理解しておくことです。重要なのは、経常利益です。つまり、一般的に純利益と呼ばれるものを重視するべきなのです。会社社長であることを自慢して年商はいくらである、と自慢していることは大したことではないのです。前述の通り、会社設立自体は難しくないのです。利益を上げて業務を拡大しているか、と言うことが最も重要なことになることをよくよく理解することです。